《MUMEI》
入学式2
やっぱり華やかだよなー


四種類の制服に、さまざまな髪型に髪色


そして、化粧ばっちりな女子生徒達の集団は


白一色の男子生徒の集団とは、やっぱり違う


そりゃ、男子生徒は美形が多いし


一ノ宮先輩や相楽みたいに女顔負けな存在もいる


けど、一緒に並ぶとやっぱ違う


<一同、着席。理事長、挨拶お願いします>


あー誠治さん、嫌そう


目が泳いでるし


自分に向けられる、女子の視線に怯えてる


<あまり人の顔を凝視するのは、行儀がよくない

(俺の誠治をジロジロ見るんじゃねー)>


楓校長が、成瀬先輩のマイクを奪い、注意した


つーか、威嚇だな、あれは


そんな楓校長の言葉に、会場は静まりかえった


そんな中、理事長


誠治さんの挨拶は、無事に終わった


誠治さんは中等部の入学式にも出席するらしく、挨拶が終わるとすぐに会場を後にした


<続いて、校長先生の挨拶です

お願いします>


楓校長の挨拶は、意外にも普通で、簡潔だった


敬語使えるんだな


そんな失礼な事を考えてしまった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫