《MUMEI》 愛の営み「……一緒に寝てるのか?」 マロージャーいちいち煩いな。 「そうっすよ、残念ながら大人三人は難しいかな。」 俺達の寝室は二人用ベッドが一つ、元々は客間にしようとしてた律斗の部屋にはシングルが一つ。 「遠慮する!」 冗談通じねーなマロージャー。 「え、俺が律斗の部屋でもいいし。」 冗談通じねーなじろーも……そこがいいんだけど。 「四人はヤダ。バカオが床に寝ればいい。」 律斗は分かってるな……。 「き、君達まさか子供と寝てるというのに不謹慎な……!」 あー、なんかこの妄想だれか止めてやれ。 「そんな営むかよ。俺はプラトニックでもいいんすからね!」 なんて、言ったらじろーは冷たい視線だし。 実は謹慎中であったりして……。 「じゃあ律斗、寝ようか。」 二郎が寝室に入ってく。 「ちょっと、今日の読み聞かせは?」 毎日寝る前に朗読するのが我が家の習慣だ。 「………………………………銀河鉄道の夜がいい。」 二郎が特に俺の読み聞かせファンだ。 前へ |次へ |
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