《MUMEI》 全員にユニフォームを渡し終えた。 1.村木。 2.関谷。 3.日高。 4.ユキヒロ。 5.峰田。 6.沖。 7.椎名。 8.千秋。 その他の番号は1年生に渡された。 「よし。 これで全部だね。」 「は〜い。」 「んじゃ、 明日からの予定を確認しようか。」 日程表を確認しながらクロが話す。 「ヤマ!!」 「ん?」 「書記。」 「俺かよッ!!」 高総体は3日により行われる。 参加校は男子25校。 女子16校である。 開会式は市外にある県営武道館で行われ、 ここが高総体第一会場となる。 県営武道館から少し離れた場所にある県総合体育館が第二会場である。 第二会場での試合を行うチームは開会式終了後に移動となり、 赤高もそのチームの1つとなっていた。 この2つの体育館は県内で1、2を争う大きさとなっている為、 同時に2つの試合を行うことが可能となっている。 男子は初日に1回戦と2回戦を消化。 翌日が3回戦と準決勝。 最終日が決勝である。 2日目以降は会場が統一され、 初日を勝ち進んだチームが県営武道館に終結する。 優勝、 つまり頂点に立ったチームのみが、 全国大会へのキップを手にすることができるのだ。 「…だぁ〜説明疲れたッ!!」 「え?何すかクロさん?」 「別に。 …ウチはシードだからどっちが上がって来るかわかんない。 相手によってスタメンは変えるから今発表はしないよ。」 「は〜い。」 「よし。 お前らはこっからバスで移動だったよね? 電車組は遅れんなよ。」 「は〜い。」 「僕たちは直接行くから。 OK? 質問は?」 「ありませ〜ん。」 「あい。 じゃあ1年生は帰ってい〜よ。 遅刻しないようにね!!」 「は〜い。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |