《MUMEI》

食パンマンは何かに気付いたように硬直すると…



そのこめかみから一筋の汗が滴り落ちた…。



食パン「だとしたら……ヤツは、秘密を握っている人間を生かしておく筈はない…。」



食パンマンの云う秘密とは――…



アンパンマンが、カレーパンマンに罪をなすりつけてまで守ろうとする、ジャム食品による産地偽装工作の裏側のことである。



無論、その秘密を共有する人物は限られてくる。



食パンマン本人も、その当事者だった。



食パン「ヒイィャ〜ッ!」



裏声でうろたえソファーから飛び上がると、ウイスキーグラスが床に転がり落ちた。



食パン「次は!…わ!私を消しに来るはずだ!」

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