《MUMEI》

次々と会場入りするチーム。



「見ろ椎名。」



「はい?」



「影分身使ってる奴らがいる。」



「影分身?


あぁ…


あれが秀皇の要兄弟っすよ。」



「かなめ兄弟?」



「そうっす。
練習会にはいなかったけど超有名な双子の両サイドっすよ。」



「ふ〜ん…」



「そしてあの15番着てるのが今年ナンバーワンルーキーって呼ばれてる市原。
ポジションはエース45です。」



「エース?


確かあいつスタメンなんだろ?


1年でエースかよ…」



「走攻守全部揃った奴ですからね。


有り得ない話じゃないですよ。」



「ふ〜ん…」














開会式に備え着替えを始めるチームの中で、


やはり秀皇大附属のような強豪校はひときわ存在感があった。


他校の注目も自然と向けられた。


そしてそれは、













「あれが赤高だろ?」



「市内リーグ優勝らしいな。」


「要注意っすね…。」













赤高も同じであった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫