《MUMEI》
エヴァードの過去*SIDE*龍翼-2nd
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ジンは俺に背を向けて座ったままだ




…俺の脳内では




ある二つの感情が大乱闘だよジン







「…あ、そうだ」
ジンが立ち上がって、

窓辺から外を眺め続けてるあのフェニックスに腕を差し出した。


フェニックスは素直に乗って


ジンはまた、俺のベッドに座った


「…お前さっきさ、コイツに名前つけてやるって言ったよな?」


ジンが体を捩じって俺を見た



「…あ、聴いてたのか?」

俺は驚いたよ。そりゃ




「ばぁか」




ジンが無邪気に笑った


「お前を気に掛けない時なんて、ねーよ。」


フェニックスは羽を繕っている。


「相棒だろ?」











え〜っ、と…ジンくん。












何故か

















俺の心臓は

肋骨をへし折りそうです

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