《MUMEI》 赤高ベンチ。 「ふ〜ん…」 ため息混じりに頭を悩ませるクロ。 「すいません…」 (絶対もっと離せたのに…) 「…よし。 後半は1年生行こうか。」 「えッ!?」 クロの発言にベンチが騒然する。 「3点差で1年って!!!!」 「久保。 ゲームメイクよろしく。」 「え…ま…マジすか!?」 「クロさ」 「うるさいな。 別に勝負投げたわけじゃないから。」 「え…」 「ふん… 1年生アップしといて。」 「は…はい…」 体育館端でランニングを始める赤高1年生。 「ぶっちゃけた話。 前半で勝負つくと思ってんだよね。」 「ゔ…」 誰も何も言い返せなかった。 何故なら、 自分たちもそう思っていたからである。 正直な話… 彼らは何故こんな試合展開になっているのかわからなかった。 「まず何から話せばいいか…」 クロはまた頭を悩ませる。 前へ |次へ |
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