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《MUMEI》 Good-bye work「柏木っ!!お前また見積の計算間違ってんじゃねぇか!!どんだけ使えねぇんだっ!!」 「えっ、あ、すっ、すみませんっ」 「謝っても変わんねんだよさっさとやり直せっ!!」 「すみませんでした………」 バシっ と叩きつけられた書類の束を見て、私は泣きたいのと悔しいのと情けないのとむかつくのをごちゃ混ぜにした気分になる。 もう若干泣いてる。 「ねぇねぇ、柏木さん泣いてない?」 「やだ、キモ子が泣いてもウザキモいだけなのに〜」 「あはっ、ひっど〜」 同僚の笑い声を背に、私は書類をまとめ始めた。 涙を拭って、計算をやり直す。 この会社に入って2年目、何をやってもどんくさい私は、ストレスの溜まった同僚達の格好の的だった。 そんな毎日に嫌気がさして、本気で転職を考え始めた頃、私は巡り逢った。 職業『不』安定所に。 次へ |
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