《MUMEI》 男1『ツブす……? おいおい…。いいのか? …あんなにややこしい手筈を踏んで、やっと手に入れた隠れ箕だろ?』 相手の男は形だけ心配気な口調だったが、その声はやたら楽しげだった。 男2『そんな事は、百も承知だ…。 こっちだって苦渋の決断なんだよ…。 …キミもニュースくらい見てたら、事態は飲み込めるだろ…?』 男1『まぁな……クククク…。』 話の流れからアンパンマンと呼ばれる男が、電話の相手に弄ばれていることが窺える。 どうやら相当ヒネた性格の相手のようだ。 前へ |次へ |
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