《MUMEI》
入学式10
…わかんねーな


双子は不機嫌では無いが、ご機嫌な感じでも無かった


そもそも、セフレって体だけの関係だよな?


相楽は、会長が好きっぽいけど、双子は、恋愛感情があるかわからなかった


…一応、注意してみるか


双子が本気で一ノ宮先輩を好きなら、風紀委員長との仲を応援できねーし


そんな風紀委員長は、淡々と、役員を紹介していた


副委員長・財前 晴香先輩は、黒崎先生が前言った通り、文句無しの美少女で、白いセーラー服を着ていた


…つーか、相楽と似てねーか?


ミルクティー色の髪も、大きな目も、可愛い顔立ちも、どこか相楽に似ていて


まるで、相楽の女版


それが、会長の相手の副委員長の印象だった


<生徒会長補佐の相楽君と血縁関係はありませんから>


空気を読んだ風紀委員長の説明が入った


と、いう事は単なる偶然か


けど、会長のお気に入りと、会長の相手が似てるって事は


会長は、可愛い系が好きなんだな





あれ?


なら、何でジョーカーに


俺に、執着するんだ?


素顔は見せなくても、ジョーカーが可愛い系じゃない事位、何となくわかるだろ?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫