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《MUMEI》 来年は絶対｢ビーｯ!!｣ ハーフタイム終了のブザーが鳴る。 ｢ありがとうございましたｯ!!｣ ｢ありがとうございましたｯ!!｣ 次の対戦カードである市立工業高校、 青山商業高校両チームのアップが終わり、 選手たちは再びコートへ。 … ｢え？｣ ｻﾞﾜ… ｢赤高2軍？｣ ｻﾞﾜ… ｢まだ3点差だよ？｣ ｻﾞﾜ… ｢いくらなんでも調子乗りすぎでしょ…｣ ｻﾞﾜ… … 会場騒然である。 この事態にはヤマト､恭介､美紀､理紗の4人､ さらに試合を観戦していた秀皇大附属高校の選手たちも驚いていた。 いくらなんでも3点差で1年生の投入は早すぎる…と。 … ｢舐められたもんだな…｣ ｢ヒロ!!｣ ｢…わかってる。 臨機応変にだろ？｣ ｢そうそう。｣ … ｢…いくらなんでも村木まで外すことなかったんじゃないすか？｣ ｢ダメダメ。連帯責任。｣ ｢ホントに大丈夫なんすか？｣ ｢お前らが出ても3点差じゃん。｣ ｢ぐっ…｣ ｢ビーｯ!!｣ ｢ピｯ!!｣ 後半開始。 ｢1本行くぞｯ!!｣ ｢おぅ!!｣ ボールは赤高。 前へ |次へ |
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