《MUMEI》

「どうなってんだ…」


ザワ…


「動きはさっきの奴らの方が上だったと思うけど…」


ザワ…


「でも今出てる奴らの方がリズムはいいな…」



























キュキュッ!!!



(ん…!!)



「ナイスインッ!!!」



あっさりとディフェンスを抜き去る立川。



「ナイッシューッ!!!」



立川のシュートが決まる。



13対9。



「オッケーオッケーッ!!
まだ行けるぞッ!!」



両手を叩きながらディフェンスに戻る立川。



「ピッ!!」



「1本行くぞ!!」



間を空けず、


すぐにリスタートを仕掛ける赤高。



キュッ!!



バンッ!!



突破を仕掛ける久保。


が、


ワンフェイクからポストへ。


シュートモーションに入るポスト。



「うわッ!!!」



「ピーッ!!!!」



審判の笛が鳴る。


ディフェンスファール。


リスタートとシュートに焦った立川痛恨のファールであった。


赤高の7メートル。

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