《MUMEI》

キュキュッ!!



「くっ…」



(こいつ…)



「逃がさないっすよ。」



(しつこい…)



オールコートマンツー攻略の鍵。


それはやはり立川にあった。


元々独特のフェイクを使い、


突破力に長けている立川。


立川がフリーになる。


それが西条の攻撃のポイントであり、


逆に赤高のディフェンスのポイントでもあった。


この立川にマンツーマンで付いたのは椎名。


本来ならば千秋が抑えるポイントであったが、


速攻を意識した作戦ということから、


攻撃の手を重視に、


これを椎名が行った。


とはいえ、


椎名も1対1のディフェンスには長けている選手。


すでに足がピークを過ぎている立川が椎名を抜くのは用意ではなかった。













「バシッ!!」













「ナイスカットッ!!」



関谷がボールをカット。



「俺だッ!!」



全線を走っていた峰田にボールが渡り、



「ナイッシューッ!!」



シュートが決まる。



19対11。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫