《MUMEI》 ある意味一番ヤバかった俺の出身中の野郎共はエロ大好きでした。 ……思春期男子ってそんなもん? まあいいや。 毎日毎日会話のほとんどが猥談で、完璧に理解しつつも妙な意地張って知らないフリを続ける俺には辛過ぎる日々でした。 「コンマの反対は?」にも答えなきゃならんかったし…… そんなある時、野郎共の中で『キャペコ』という言葉が流行り出しました。 さすがに知らんかったけど会話聞いてるうちに自然と分かっちゃうもんです。 「要らん知識が……」 とか思いましたが、これはホント要らんかったです。つか知りたくなかったさ。 「『キャペコ』って何?」 ……言えるかボケ!!!!!! 女子が俺に訊いてきやがった。しかも結構可愛いコ。その時には既に意味を知っていた為非常に焦りました。 「何て言おう!?」という思考に支配された俺は、 「知らん方がいいこともある( ̄ー+ ̄)フッ」 などとほざいて誤魔化した訳ですが、多分別のヤツに訊いて知っちゃったと思う。あの子には、純粋なままでいてほしかったなあ…… とにかく、死ぬほど焦ったという話であります。 因みに『キャペコ』の意味ですが…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………"男" とだけ言っておきます。 次へ |
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