《MUMEI》 「噂通りって感じだね〜。」 「どっちが?」 「市立工業。」 「強いの?」 「見てわかんない? 全体的にバランスいいし、 結構粒揃ってるよ。」 試合を観戦するクロたち。 ストレッチを終えた赤高の選手たちも観客席に集まり、 クロたちと試合を見ていた。 「…ホントだ。」 「点差離れて来ましたね。」 この時スコアは11対6。 前半16分の時点である。 「…北農くらいの力はあるんでないかな?」 「見た感じはそんな感じですね。」 「うん… しかも市立工業は市民体にも市内リーグにも出てなかったからね。 練習試合もしたことないし、 ほとんど情報がないんだよなぁ…」 「それは向こうも同じだろ?」 「ま〜ね。」 「明日は俺たち何試合目でしたっけ?」 「3試合目。 もしそれ勝ったら2〜3時間後に準決勝だったはず。」 「うひゃ〜...」 「…色々と面倒な試合になりそうだな。」 前へ |次へ |
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