《MUMEI》

ザワ…


「なっ…」


ザワ…


「はぇぇぞッ!!」


ザワ…



























速攻に走る秀皇両サイド。


要兄弟のスピードに会場は目を奪われる。




























「ナイッシューッ!!!!!!」



右サイド要大地(兄)のシュートが決まる。



2対0。



「義人〜、
まずいって〜んッ!!」



「ぐっ…
次は俺が決める。」



「くひひひひ。」



「先輩たち速すぎっすよ〜。


俺も結構足自信あんのに…


カバー追い付けないす…」



「い・ち・は・らくん。
俺たちにはカバーなど必要ないのだよ。」



「そうかもしんないすけど〜...」




























ザワ…


「むっちゃくちゃ速いな。」


ザワ…


「…クロと同じくらい速いんじゃない?」


ザワ…


「そんな感じでしたね。」


ザワ…


「ちなみにクロさんって正確な数字だとどれくらい速いんすか?」


ザワ…


「100メートル11秒08。
中学の時の話だけどね。」


ザワ…


「げぇぇッ!!?マジすかッ!!?」


ザワ…


「知らなかったのか?
クロは中学ん時陸上で全国行ってんだぞ。」


ザワ…


「マジかよッ!!!!」


ザワ…


「そんくらい速い奴らがチームに2人…」


ザワ…


「関谷…」


ザワ…


「たはは…
やべえ…かも…」

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