《MUMEI》

「はぁ…はぁ…」














(なんだこれ…)














試合は既に終盤。


結局、


スタメンがコートに戻ることはなく、


それでもなお…


点差は離れる一方であった。













(あとほんの数分だろ…)













「ナイッシューッ!!!!!!」














(こんなに長く感じるなんて…)














都宮高校の選手たちの気持ちは、


確実に切れていた。


2軍なら追い付ける。


そんなかすかな希望でさえも、


このチームの前では断ち切られる。














(あぁ…)














「ビーッ!!!」














(なんて情けねえんだ…)













最終スコア。



46対18。



圧倒的な王者の力の前に、


ただ立ちすくむだけの自分たち。


最後に諦めた自分に、


これまでの自分に、


彼らが後悔を感じるのはすぐ先の話である。

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