《MUMEI》

(…そもそもそれ以前に、ドキンちゃんの話だとバイキンマンは既にジャム食品に見切りをつけている…。


仮にバイキンマンの死後、新たな後継者が台頭したとしても、今や弱り目のアンパンマンの依頼をまともに請けるかも怪しいものだ…。)



辿り着いた結論に、食パンマンの表情がパッと明るくなった。



食パン「なぁんだ…。(笑)


…別に心配する事は無いじゃないか。ハッハッハ!」



食パンマンは、横断歩道の真ん中で笑い転げる。



その横顔を、青碧色の点滅する光が照らしていた――…。

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