《MUMEI》 逢いたい・・・純に逢いたいっていつも思ってる。 2人きりで。 最近、2人で逢う機会も少ないし・・。 電話だけが唯一の話す時間。 しかも・・仕事終わり遅いし。 ―20:15。 「プルルル・・」 「やっと純から電話だぁ」 「もしもし♪」 「絵麗那・・遅れてごめんな」 「遅いからもう電話してくれないのかと思ったよ」 「ごめんって」 「仕事大変だったんだ?」 「明日2年生で理科の実験あるんだけど・・用意するのに手間かかって」 「そっかぁ・・」 「そういえば、もうすぐテストだよな?」 「うん」 「勉強してる?」 「勉強・・?してるはしてるけど・・・理科はまだ良く分からないところある・・」 「そっか・・教えてやるよ・・?」 「ありがとう」 「やっぱり・・逢いたくなっちゃった・・」 「えっ・・////」 「だから、今度俺の友達の家来て欲しいんだ」 「でもアタシ中学生だし・・ばれたら・・」「大丈夫・・事情分かってくれてるし・・。友達って言っても大学の先輩だし」 「名前は?」 「須賀 陵斗(すが りょうと)って言うんだ。遼斗は、俺の兄的存在で・・今は高校の数学の教師やってる。めっちゃかっこよくて・・。いっつも尊敬してた」 「そうなんだ・・」 「あっ・・でも、遼斗には惚れるなよっ//」 「何で?」 「2人が一緒にいるところなんて見たくないし」 「うん」 「実はさ・・遼斗も生徒と付き合ってるんだっ」 「嘘っ!!」 「だから・・キモチわかってくれるんだよ」 「へぇ」 「まぁ、その時は遼斗の彼女も一緒に4人で話して・・勉強しよう?」 「うんっ!!楽しみにしてるね」 「ん・・じゃあね」 「じゃあね・・お休み」 「お休み・・」 前へ |次へ |
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