《MUMEI》
学校風景
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学校まで一生懸命走ったのだが、結局、遅刻してしまったので、

昼休み、生徒指導室で先生に呼び出され、こってり絞られることになってしまった。

散々怒られて、抜け殻のようになったわたしは、トボトボと教室へ向かった。


「ドンマイ、眞夜〜!」


教室に戻るなり、親友の【毛利 亜由美】から呑気に励まされる。

亜由美は美人で身長も高くて、学校でもモテモテ。ちゃんと聞いたことがないけど、噂では大学生と付き合っているらしい。

背が低く、子供っぽいわたしとは真逆で、大人っぽい亜由美は、自慢の親友だ。


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