《MUMEI》

A常務「まずいです……。

このままでは、あの男の口から秘密が洩れないとも限りません…。」



J社長「食パンマンに直接圧力をかけて口を封じることはできんのかね…?」



A常務「無理でしょうね…。

臆病で狡猾な彼のことです。

バイキンマンが死んだことは、おそらく彼も勘付いている筈…。

きっと今頃は我々との連絡経路を断って、どこか安全な場所に身を隠しているに違いありません。」



J社長「フッ……彼らしいな…。」



ジャムおじさんは弱々しい足取りで社長室のデスクに歩み寄ると、先ほど秘書が置いていった粉薬を手にとった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫