《MUMEI》 A常務「彼は、我々がバイキン組という切札を失ったのをいい事に、脅迫まがいの行動に出ないとも限りません。 もし万が一、事態が悪い方へ転べは、カレーパンマンを犠牲にしてまで準備した最終工作も、水の泡と消えるでしょう…。」 J社長「そうなれば、もはや打つ手は無し。 …我が社も一巻の終わり……か…。」 アンパンマンは、無言のままコクりと頷いた。 J社長「まったく……。次から次へと心臓に悪い出来事が起きるものだ…。」 ジャムおじさんは、ボヤきながら心臓の薬を口に含むと、水とともに一気に流しこんだ。 その時―――…。 前へ |次へ |
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