《MUMEI》

キュキュッ!!



「くっ…」



千葉の1対1に食らい付く北農ディフェンス。



「ポストッ!!」



「えっ…」



すっ…



「ナイスパスッ!!!!!」



千葉のパスがポストに落ちる。



「行けッ!!!!!」



シュートを打つポスト。



「ナイッシューッ!!!!!」




























「ナイッシューですッ!!!!」



「いい調子っすよ〜ッ!!!!」



「次ディフェンスッ!!!!」



「しっかり守ってくださいッ!!!!」



























試合は13分を経過。



スコアは7対4と海南が3点リード。



とはいえ、



いまいち流れに乗り切れていない。


海南にここまでのゲーム展開を見せるのは、


やはり北農のレベルの高さのあらわれであった。



























「攻撃展開が遅いな…」



海南ベンチで監督が呟く。



「勢いがないな…」



「んんッ!!」



その言葉を古賀は聞き逃さなかった。



「これは俺の出番じゃないすかぁ〜ッ!!?」



必死にアピールする古賀。



「ふぅ…」



ため息をつく海南監督。



「タバコ吸いて〜...」



「監督ッ!!
話はぐらかさないッ!!」



「…しょうがね。
行くか古賀。」



「待ってましたッ!!」

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