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《MUMEI》 ｢ビーｯ!!｣ 再びブザーが鳴る。 タイムアウトが明けるのだ。 ｢行くぞｯ!!｣ ｢おぅｯ!!!!!!｣ 両チームがコートに戻る。 ｢ふぅっ…｣ 息を付く古賀。 ポンｯ… ｢緊張してんじゃね〜よ。｣ 古賀の頭を撫でながら千葉がそう言った。 ※両面テープ巻いてない方の手で。 ｢大丈夫っす。 …決めましょう。｣ ｢…おぅ。｣ コート中央に並ぶ海南。 海南ボールからのスタートである。 … ｻﾞﾜ… ｢あれ…？｣ ｻﾞﾜ… ｢あれって…｣ ｻﾞﾜ… ｢どういうことだ…｣ ｻﾞﾜ… … コート中央に並ぶ。 その時点で、 これまでの海南とは明らかな変化がある。 通常、 センターラインを踏むのはポストの役目。 だが、 その位置にいたのは… (千葉？) エース千葉。 前へ |次へ |
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