《MUMEI》
クーを説得
「ととととにかく!僕がグリーン博士に訊いてみるよ」

「あ、無理矢理話戻した」

「うるさいよネオン!」


今一番うるさいのはクーちゃん…


「とにかく渡せ!」

「や」

「それに、飲んだもん吐け!」

「や」


あ、一番うるさいのはアルゴンよね


アルゴンとエアーは、ネオンが思ったように


アルゴンが一方的に怒鳴り、エアーがそれを拒絶するという形だった。


「まぁ、一番うるさいのはアルゴンだけど、クーちゃん。少し落ち着いてね」

「落ち着いてるよ」


クーは即答したが


でもねー、普段よりはちょっと落ち着いてないのよね


キセノンは、納得しなかった。


まぁ、普段のクーちゃんが冷静過ぎるから、丁度いっか


珍しくクーが年相応な言動をしている事に、キセノンは少し嬉しく思いながら、クーの説得を開始した。


「グリーン博士は研究熱心で有名な学者よ。熱心過ぎて、それ以外はどうでもいい部分があるくらい。

そんな博士にエアーちゃんの事を話したら

エアーちゃんが狙われるかもしれないわ。

それは、クーちゃんも嫌でしょう?」

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