《MUMEI》 すると綺麗な黒髪を1つに束ね煙草を吸っている女性が少女と星羅に近づいてきた。 「おい挿乙女まだなのかよぉ」 「あっ…姫唯(きい)さん、すみません」 この人が頭の姫唯、20代で体を売って生活していることしか星羅は知らない。 「まぁ良いけどよぉ、んでぇ金は持ってるわけ?」 星羅はちらっと少女を見たら、少女は優しく小さく笑って星羅の目を見ていた。 「あ…いや…まったく持ってないみたい…です」 「ふぅんそう、まぁいいや。あたしこれからオヤジ(客)の所に行かなきゃいけないからみんな解散っつうことでぇ」 姫唯は手をヒラヒラ振りながら、歩いて行った。 前へ |次へ |
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