《MUMEI》

3人の男達のうち、先に会場入りした二人は、沈痛な面持ちで長机の向こう側に立ち、記者らに対して深々と一礼した。



―――… カシャッ!… カシャカシャッ!



一斉にカメラのフラッシュが炊かれる。



鰹節マン課長は、長机の脇に設けられたスタンドマイクの前に佇んだ。



そしてチラリと腕時計を見ると、そのマイクに声を吹きかける――…。



鰹節マン「定刻になりました…。


…えー、それでは只今より、弊社製品による食中毒事故…

…並びに、原材料の産地偽装に関する、一連の経緯についてご説明申し上げます…。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫