《MUMEI》 『えっ……』 琉「あっ、貴方が良いと言うならですよ」 『いいの…?』 琉「もちろんです」 そうまた太陽みたいな笑顔で笑った。 琉「それにしても、名前がないと不便ですから………そうですね……」 櫻井神父は少し悩んでから 琉「じゃあ、『神白 輝太(カミシロ キィタ)』はどうでしょう?」 『輝…太……。うん…。良い名前だね』 こうして僕に名前が出来た。 琉「なら良かった。…あっ、隣に居るこの子は黒神 祐騎(クロカミ ユウキ)。ちょっと口が乱暴ですが悪い子ではありません」 祐「うるせぇな。別にいいだろ」 祐騎は飴をかじりながら言った。 琉「とにかく…よろしくお願いしますね」 輝「…よろしく」 こんなやりとりがあったのは今から7年前の話だった。 前へ |次へ |
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