《MUMEI》

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わたしは眉をひそめて、廉の横顔を眺め見る。


「デパートで何すんのよ?」


おもむろに尋ねたわたしに、廉は、はぁ??と眉をつりあげて、いきなりわたしのスウェットの裾を引っ張った。


「そのカッコで、イベント行くつもり?」


どこのキチガイだよ?と暴言を吐く。

その言い方に、わたしはカチンときた。


「アンタがムリヤリ連れ出したからでしょッ!待ってって言ったのにッ!!」


「いくらなんでも、そんなひどいカッコしてると思わねーだろ!!」


「うるさいわね!!ヒトの服装に文句つけないでよッ!!」


「文句もつけたくなるだろーがッ!!」


「あんだとー!?」


「だいたいお前はッ…!!」


「なによ、アンタこそッ…!?」


「………!!」


「……!?」


またしても喧しい言い争いが始まる。


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