《MUMEI》
決意
寒い…

ベットに入って震えてた

顔の切り傷は、浅かったのか、
血は、止まってた

また、頭痛がしてる

……

アリサ 「…隆司…」

姉さんの声で、目が覚めた
アリサ 「どうしたの?!」
「顔……」

隆司 「…」

起き上がる、力も出なくって

また、目を閉じた

アリサ 「隆司……」

姉さんが、部屋から出てくるなんて…

珍しいなぁ…

そんな事を、考えながら

また、頭がボーっとして来て

……

痛みで目が覚めたのは

朝、9時になろうとしてた
身体じゅうが痛かった

トイレに行こうと、部屋を出ると

アリサ 「隆司、大丈夫?」

姉さんがリビングに居た

隆司 「…うん…」

洗面所で顔を見たら

手当て、されてた…

姉さんが?

リビングに戻ると

アリサ 「病院、行くわよ」

そう言って、温かいお茶を出して来た

アリサ 「何か、食べれる? 、」

隆司 「…うん…」

姉さんと、こんな風に会話するの

ホントに久々だなぁ

………

トーストを食べ終えたときだった

アリサ 「何があったの?」

隆司 「ちょっと…喧嘩…」

アリサ 「この、写真で?」

姉さんが、テーブルに、写真を出した

アリサ 「隆司の上着に入っ てたの…」

隆司 「…」

アリサ 「ちゃんと、話して 、」

隆司 「…」

アリサ 「私、なら、大丈夫 、」
「このままじゃ」

「何も、解決、出来ないも んね…」

隆司 「…姉さん…」

アリサ 「…話して…」

………

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