《MUMEI》

洗面所で、タオルで身体を拭いてた

アリサ 「隆司、着替え…」

隆司 「ね、姉さん」

パンツ一枚で、身体を拭いてた俺は、焦った

アリサ 「…痣だらけね…」

隆司 「…」

アリサ 「私のせいで…」

「隆司が、こんな目に…」

泣きそうな顔をした、姉さんだった

隆司 「だ、大丈夫だよ、こ んなの…」

「すぐ、治っちゃうって」

アリサ 「……」

隆司 「姉さんが…気にする 事じゃ…」

アリサ 「拭いて、あげる」

そう言って、俺の手から、タオルを取って

お湯を出し、タオルを絞った、姉さん

首から、丁寧に、拭いてくれた

アリサ 「まだ、痛いでしょ ?」

隆司 「…大丈夫だよ…」

姉さんが、近くに居て

なんか…

…姉さんと…しちゃったんだよな……

…よく、覚えて、ないけど……

下半身が勝手に…

隆司 「あ、ありがと、もう、大丈夫だから」

アリサ 「ちゃんと拭かない と、また、熱上がっちゃ うわよ」

隆司 「大丈夫だから」

アリサ 「…」

前を隠すように、姉さんに背中を向けた

アリサ 「…」

勃起、しちゃったから…

アリサ 「…気にしないから 、こっち向きなさい」

俺の背中を拭きながら、姉さんが言った

隆司 「…」

バレちゃったかな?…

アリサ 「…」

急に、ふらふらしてきた

マジで、熱、上がっちゃったのかな?

アリサ 「隆司!…ちょっと 、大丈夫?」

隆司 「だ、大丈夫…」
「俺、横になるよ」

姉さんに連れられて、部屋に戻った

隆司 「大丈夫だよ、一人で 、」

アリサ 「ほら、横になって 、」

隆司 「うん…」

……

ヤバイよ…立ってるの、絶対バレたよ…

…姉さんに…

そんな…

……俺…最低……

……

バチがあたったのかな…

夜、8度5分まで、上がってしまった…

アリサ 「髪なんか、洗うか らよ」

隆司 「…」

アリサ 「ゆっくり、寝てな さい」

隆司 「はい…」

…姉さん…何も言わないけど…

…なんか…

…言い訳するのも、変だしなぁ…

……

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