《MUMEI》

何かしらのフォローのつもりだろうか――…



ジャムおじさんは突然立ち上がると、涙・鼻水・涎を垂らしながら立ち去る記者らに頭を下げた。



J社長「もぉじわげ!ござぃまぜんでぢだぁあ゙〜〜!うわ゙ああぁ〜〜!!」



―――… ゴン!… ゴン!



ジャムおじさんは狂ったように……取り乱したように、何度も会見場の長机に頭を打ちつけている。



その成し崩し的な陳謝の態度は、アンパンマンを更にうろたえさせた――…!



A常務「社長!…お気を確かに!


…諦めたような謝罪はやめてください!」



―――… カシャッ!カシャ!カシャッ!



だが、そんな二人の男達の見苦しい狼狽を茶化すように、カメラのフラッシュは容赦なく炊かれてゆく…!

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