《MUMEI》

小むすびマンの独り言は、尚もつづく――…



小むすび「父さんは警察に行けって指南してくれたけど…


僕は僕のやり方でケリをつけることにするよ…。」



警察にこの音声データを提供すれば、必然的にその“出処”を尋ねられるだろう…。



そうなれば、小むすびマンが影でやっいてるハッキング行為まで表沙汰になってしまう…。



たとえこの音声データが社会の巨悪を暴く証拠品だとしても、違法行為によって獲られた物ならば、その証拠能力は失われてしまう――…。



小むすびマンは、最も乱暴だが、最もインパクトのある方法で、この音声データを世論の眼前に晒すことを選んだのだった――…!



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