《MUMEI》 中等部三年S組安西和彦視点 始業式も兼ねた入学式 …最悪だった 理事長のいつも通りの挨拶はともかく 校長が ケバい女になってた しかも、無駄に話が長い 結局最終的にはそんな校長を、乱入してきた高等部校長が黙らせた それで、理事長を拉致っていった まぁ、あの二人はできてるらしいし それより! 「ねー、和彦くぅーん」 「うぜーんだよマジで!」 このケバい女をどうにかしてくれ! 年上に見える俺に合わせて大人っぽい女を相手にしたらしーが、その女には、名前も覚えたくないほどの嫌悪感を覚えた 入学式後、入った教室でも、俺と同じように女子を警戒したり、敵視したりしてる連中がほとんどだった 「うーん…予想、してたけど、…ひどいね」 「生徒会長」 小柄な生徒会長は、会長補佐にガッチリガードされながら、苦笑していた 滅多に出席しない生徒会役員は、一クラスに集まると空席ばかりになるから 生徒会長と会計はS組 副会長と書記はA組と決まっていた まぁ、高等部は神澤先輩が一年だから、全員S組らしいけど 何気に優秀だよな、あの人 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |