《MUMEI》

地獄絵図と化した会見場の片隅では――…




J社長「―――――…………。」



ジャムおじさんが一人、忘れ去られたように呆然と立ちすくんでいた…。




その身体は裁きを受ける者の如く震え――…




その目は廃人のように虚ろで――…




その肌は死人のように血色を失ってゆく――…。




館内放送『おっと。捕まるなら代金を支払ってからにしてくれよ。


じゃあな、バイバイキ〜ン!(笑)』



バイキンマンの高笑いが会場に響くと―――…



J社長「うううぅぅ………ッ!」



―――… ガクンッ!



ジャムおじさんは苦しそうに左胸を押さえながら蹲り、その膝が力無く崩れた…。

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