《MUMEI》
そして、放課後2
『真中君は学園内では生徒会役員やその補佐には関わらないけど、高橋君は庶民だから、大丈夫だろうから、よろしく』


よろしくって…


すみません、成瀬先輩


皐月すっげー俺に怯えてます!


目も合わせてくれません!


「どーすっかなー」

「「「どうした」」の?」

「んーこれ」


とりあえず、鳳凰寺・相楽・神澤に成瀬先輩からのメールを見せる


「真中君が生徒会室行くのは決定なの?」

「そうらしい」

「ふーん。じゃあ、本人に選ばせれば?」

「え」

「おーい、真中君!」


相楽の声に、皐月の肩がビクリと震え


「…何」


ものすごく、嫌そうにこっちを見た


関わりたくない・目立ちたくない


皐月の目がそう言っていた


まぁ、確かにこいつ等見た目派手だし


俺が皐月でも嫌かも


相楽は皐月の側に行き、皐月にだけ聞こえるように、説明を始めた


そして


「じゃあ、僕達と別ルートで来てね」


相楽は笑顔で小声でそう言うと、鳳凰寺と神澤を連れて先に教室を出た


神澤は嫌がったけど、後で会うんだからと説得した


そして、俺と皐月は皐月の案内で生徒会室に向かった

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