《MUMEI》
契約
午前3時―




『眠い。。。』





圭祐は意識が夢の中に吸い込まれそうになっていた。
まぶたが落ちてくる。。。


『ちょっとぉ!聴いてるの!?』


バンッと目の前のテーブルを叩くラズに驚く圭祐は答える。

『もう勘弁して下さい。。(泣)』

だがすかさず

『だぁかぁらぁ!アリババと40人の盗賊とアラビアンナイトは話自体が別物なのっ!でねっ!』

と一向に話が止まらない様子に圭祐は

『いっそ殺してぇぇぇ』

『わかった!それが願いね♪』

『やめてぇぇぇ!』



と夜はとっぷりふけていった。。。




六時間前―


『いきなり大声出さないでょ。びっくりするから♪』

と自称ランプの精(見習い)ラズと自称お目付役(不思議生物)モンちゃんがいた。


『いや、、、ラズさんとUMAさんは何故僕の部屋にいらっしゃるのですか?』

『君はさえない人生を送って来たからこれからあたしが助けて幸せにしてあげるよ♪』

『余計なお世話です。てゆうか失礼だな!アンタ!』
『ラズ様に無礼は許さんぞ!小僧!その前にUMAとはなんじゃ!!!!』

とモンちゃんが話に割って入る。


『小僧。つまりだな。ラズ様は見習いから一人前のランプの精になりさらに魔神になる事を目標にしているのじゃ。』

『契約としてはお前の望みをラズ様がいくつでも何でも叶えてくださり。幸せな人生を歩ませてやる。ただし、、、』



『ただし?』
ゴクリと生唾を飲む圭祐。



『お前の人生最後の日にお前の命を惨たらしく苦しませながら奪わせてもらう。』

『まぁお前のさえない人生をバラ色にかえてやる代償じゃな』




『え〜と。。。嫌です。』

キッパリ断る圭祐。
続けてモンちゃんが言う

『なんじゃお前さっきはハイと言ったではないか?』
『いや、、、契約とか聞いてないしテンパっちゃったし、、、』

『お前はすでに死にかけとるんじゃここで断ると朝まで時間を戻す事にさせてもらう。お互い楽しく仲良くしようじゃないか。』







『やり方が悪魔だな。。。わかったよ。。。これからの人生バラ色ならいいよ。。。』



『きっまり〜♪』

『じゃあさ初めに何を願う??♪』
とラズが楽しげに声を上げた。






『僕の人生最後の日!!!!楽に逝かせて下さい!!!!泣』



ラズとモンちゃんが目を合わせて一言。







『ハイ!それ却下デース☆』

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