《MUMEI》
そして、放課後4
怯える皐月と一緒に生徒会室に入ると、もう他のメンバーが揃っていた


つーかこの生徒会室、無駄に広すぎるし豪華すぎ!


シャンデリアとかいらねーだろ、絶対!


「固まってないでこっちにおいでよ誠」

「あ、はい…」

「僕は、君に怯えないし」

「は!?」


何で一ノ宮先輩がその事を?


「歩に聞いたんだよ。人殺しそうな殺気出したんだって?

さすが弟子」


クク、と心底楽しそうに会長が笑う


つーか、この二人


「何でそんなに嬉しそうなんだよ」


人の不幸がそんなに楽しいのか?


「まぁ、この二人は独占欲強いですからね」


黒崎先生が説明?したけど


わけ、わかんねー


「うわ!?」


突然、背中に重みを感じた


「誠…」

「神澤、重い」

「寂しかった」

「ほんのちょっと離れただけだろ」

「誠…」


いいから離れろ!


「誠、俺も誠に怯えないから」

「…」


もしかして、元気づけようとしてんのか?コイツなりに


「だから俺と付き合おう」

「無理」


それとこれとは話が別だ


「おい!」

「二人の世界作らないでくれる?」

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