《MUMEI》 合宿から帰る、 その足で 試験場に向かった 無事免許を所得したんだ 姉さんは、大学を休学して、 父が残してくれた資産を運用すると決めたんだ 俺にも手伝って欲しいと それで、18になってすぐ 仮免を取得出来る日程で、合宿免許に行かされたんだ 姉さんは3月いっぱいまでに準備を終えたいらしい 忙しくなるのかな? まぁ、俺、卒業待つだけだから とくに問題はないけど 姉さんが心配だった 淋しくなるから、メールや電話はあんまりしないね… 姉さんに言われたんだ 今日帰るとは伝えてあるけど 隆司 「ただいま」 アリサ 「隆司、おかえり」 姉さんが抱き着いて来た 玄関で、抱き合い、キスをした アリサ 「ん…」 「隆司の唇……優しい…」 よかった、姉さん、元気だ 凄いごちそうが準備されてた アリサ 「誕生日も兼ねてね 隆司、食べて」 隆司 「うん」 姉さんに免許証を見せ 俺は料理をがっついた アリサ 「…顔の傷…まだ、 目立つね…」 免許証の写真を見て、姉さんが言った 隆司 「合宿所でも、なんか 一目置かれてたよ」 「危ない人って思われてた のかもね」 アリサ 「……」 隆司 「俺は、気にしてない んだけどね」 「美味い、このシチュー」 アリサ 「うん…沢山食べて 、」 なかなか聞けなかった 姉さんの事を 食後にケーキを食べてから 俺、風呂に入ったんだ …やっぱり、聞かなくっちゃ… せっかくの、楽しい雰囲気を壊しちゃうかもしれないけど …… 髪を乾かしてから、 リビングに行くと アリサ 「隆司、ちょっとい い?」 隆司 「…うん」 アリサ 「報告、しとかなき ゃね…」 姉さんから話してきた アリサ 「…やっぱり、子供 、出来てたんだ…」 「処置して来たの…」 「それとね」 「警察から連絡あって」 「誠とマリも、逮捕された って」 「これで、少しは落ち着く ね…」 隆司 「うん…」 「身体、大丈夫?…」 アリサ 「うん…」 「処置したのが早かったか ら、負担は軽いって、先 生も言ってたよ」 姉さんが、普通に、 、いや 明るく話そうとしてるのに…… 俺、… 姉さんを抱きしめた 隆司 「辛かったね…」 アリサ 「隆司…」 隆司 「…」 涙を見せたくないから そのまま抱きしめてた… 姉さんを アリサ 「……隆司の腕の中 、落ち着くなぁ…」 ……… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |