《MUMEI》
教え子
市内リーグで海南クラブとの激闘から数日経ったある日。


何気ないいつもの練習まで話はさかのぼる。





























キュキュッ!!



「うっ…!!」



「ナイスインッ!!」



その日の午後練。


ハーフコートしか使えないこともあり、


6対6のセットプレーを行っていた。



「ふぅ…」



ため息をつく千秋。



パンッ!!



両手を叩くクロ。



「オッケー!!
とりあえず休憩取ろう!!」



「う〜っす!!」



「佑香ちゃんドリンクちょうだい。」



「は〜い。」



休憩時間、


Tシャツを着替える者、


汗を拭く者、


風当たりのいい場所で座りドリンクを飲む者と様々に過ごしていた。













「はぁ…」



「ちぃ〜あき!!」



風当たりのいい場所に座る千秋にクロが近づく。



「クロさん…」



「どした?


ため息なんかついて。


疲れたか?」



「あ、いえ…
そうじゃないんすけど…」



「ん?言ってみ?」



「この沖様が相談乗ってやろうか?」



後ろから近づく沖。



「いやいいです。」



「消えろ。」
※クロ。



「…泣きますよ?」



「いいから行けッ!!」



「あ〜い…」

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