《MUMEI》 「さっきの6対6なんすけど…」 「うん。」 「俺たちのチームは1・5だったじゃないですか?」 「だね。」 「俺ユキヒロさんマッチアップしてたんすけど…」 「あぁ。」 (指示したの僕だから知ってるわ。) 「ユキヒロさん… 最近凄いんすよね突破の勢いが。」 「自信ついたんじゃない? 市内リーグで得点王になったくらいだし。 まぁいい傾向だよ。」 (僕の命令を無視したことは置いといてね。) 「それはいいんす。」 「?」 「けど…俺は…」 「ん?」 「俺はマンツーディフェンスが今の自分の武器だと思ってます。」 「うん。 それは僕も保証する。 1対1で千葉を押さえられる選手はそうはいないと思うよ。」 「…ホントにそうすかね?」 「は?」 「あの時… ホントに千葉さんは本気だったんでしょうか?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |