《MUMEI》
そして、放課後6
「とりあえず、入学式・始業式の準備・運営お疲れさまでした。

思ったより混乱がありませんでしたね」

「当然だ」

「君、何もしてないじゃん」


うん、確かに一ノ宮先輩が言う通り、会長は準備も運営もしてない


「ちゃんと挨拶しただろうが」


いや、それ当たり前だろうが


俺と同じように一ノ宮先輩は納得していなかったが


「そうですよね。素晴らしかったです、挨拶」


相楽だけが会長の味方をした


「フ、当然だ」


会長はそんな相楽の頭を撫でて


相楽は、嬉しそうに目を細めた


「では、次に各学年の様子ですが…」


え、このイチャイチャ、スルーしていいわけ?


「いつもの事だ」

「そう」

「そ、そうか」


そうなのか


鳳凰寺と神澤の言葉に戸惑いながらも、頷いた


「あと、今はしてないけど、副会長と双子もたまにイチャつくから」

「そ、そうなのか」

「たまにあっちも」


神澤が指差したのは、成瀬先輩と、榊原先輩


「え、あの二人付き合ってるのか?」

「お互い両想いがバレバレだが、付き合ってはいない」

「榊原、ヘタレ」


神澤、先輩にヘタレって…

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