《MUMEI》 クルクルの実あ、危なかった… ネオンは本気でそう思った。 「で、話の続きだが、この成分分析表とそっくり同じ栄養がある果物が存在する」 「え!?」×3 アルゴンの言葉に クーとネオンは驚きの声を エアーは、期待を込めた歓声に近い声を 三人同時に上げた。 「その果物の名前は、クルクルの実という」 「何その怪しげな名前…」 ていうか、本当にあるわけ? ドン引きするネオン しかし、クーは 「それって南国にある外側の皮に渦巻き模様の筋が入ったオレンジみたいなやつ?」 かなり、具体的な質問をした。 「おぉ、そうだぞ」 「でもあれ、美味しくなかったよ」 全然味しなかったし 「そんな事無い。美味しい」 「でも」 いくらエアーが言う事でも、実際食べたクーは、納得しなかった。 「そのままだと味が無いが、加熱すると甘味が出るし、パイにすると美味いぞ」 「あ、そうなんだ」 加熱したのは食べた事無かったなー 「ちょちょちょちょっと待って!」 まさかのおいてきぼり状態にネオンは珍しく取り乱した。 アタシがアルゴンポジションなんて絶対ヤだ! 前へ |次へ |
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