《MUMEI》
南国旅行計画
そして結局


「絶対に、僕から離れないでね」

「ん」


クーは、エアーと共に、南国へ


表向きは、美容効果が高い空気収集に、という理由で向かう事になった。


「と、いうわけで、ネオン…」

「エアーちゃんのパスポートね。すぐ用意するわ」

「ありがとう」

「と」


『と』って…!


可愛いわね、全く


「汚染地帯用の装備は、クーちゃん用意してあげてね」

「うん。そこは任せて」

「クー、…ありがと」


…可愛いな、もう!


「おお俺は? 俺は、何かする事無いか!?」


こういう時、アルゴンは何もする事は無く


クーがいない間、ただ留守番…


というか、部屋を徹底的に掃除していた。


だから、クーは今回もアルゴンに留守番を頼もうとした。


の、だが


「アルゴンも一緒に行く」

「はぁ!?」×3

「アルゴンいないと、クー、クルクル美味しく食べれない」

「…」×3

「だから、行く、の」

「…」×3

「ね?」

「…はい」×3


こうして、アルゴンも人生初の国外旅行に出かける事が決定した。

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