《MUMEI》 屈辱ドエスアクマンは意地悪く聞く。 「ミサト。どんな気分だ?」 「汚らわしいだけだ!」 「そうか。物足りないか。じゃあ、大切なところをたっぷりかわいがってあげよう」 ドエスアクマンの手にもバトンが握られた。ミサトは腰が引ける思いだ。 ドエスアクマンは、バトンをミサトのいちばん敏感なところに当てた。 「あああ!」 ミサトは仰け反ると、慌てふためきながら怒鳴った。 「バカやめろう、卑怯だぞ!」 全身を攻められたらどうにもならない。ミサトの弱気を見透かしたように、ドエスアクマンが悪魔の囁きで迫る。 「ミサト。許してほしければ哀願しろ」 「だれが…くううう…」 きつい。このままでは危ない。何とかしないと落とされてしまう。ミサトは本気で焦った。 「ミサト。このまま悪魔にされてしまう無念に比べたら、哀願する屈辱のほうがまだましだろ?」 「貴様みたいな卑劣な愚か者に屈服するくらいなら、死んだほうがましだ!」 「そうか。じゃあ、お望み通り昇天させてあげよう」 電流が強くなる。 「あああ、あああ!」 刺激がたまらない。ミサトは腰を浮かした。真っ赤な顔で叫ぶ。 「やめろう、やめろう、やめ…あっ、くっ」 (ダメだ、とても耐えられない。どうしよう…) ドエスアクマンが迫る。 「最後の助け舟だ。ミサト。哀願したら許してあげるぞ」 「……わかった、待って」 ミサトがそう言うと、兵士がいきなり彼女の口に猿轡を咬ました。 「んんん、んんん!」 激しくもがくミサトに、ドエスアクマンがわざとらしい。 「さすがは誇り高き天使だ。昇天寸前でも哀願しないとはな」 「んんん、んんん!」ミサトは必死に叫ぶ。 「哀願する屈辱よりも悪魔にされるほうを選ぶか?」 「んんん、んんん!」ミサトは激しく首を左右に振った。 「ではさらばだ、天使ミサト。トドメを刺すぞ」 「んんん、んんん!」 ドエスアクマンの意地悪な攻めに、ミサトは涙を溢れさせて首を左右に振った。 意地もプライドも捨てて、哀願に満ちた目でドエスアクマンを見つめた。 「もしかして、やめてと言ってるのか?」 「ん」彼女は頷いた。 「甘いぞミサト。始めから許す気などない。ククク」 「んんん、んんん!」 哀願したのに容赦してくれない。これは二重の屈辱。ひど過ぎる。 ミサトはたまらず仰け反った。目を見開いて押し寄せる快感にのたうち回る。 絶体絶命だ。 前へ |次へ |
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