《MUMEI》 「ピッ!!」 「1本行こうッ!!」 市立ボール。 「ポスト入ったッ!!!!」 「サイドいいよぉッ!!!!」 中を固める赤高ディフェンス。 しつこく1対1を仕掛ける市立だが、 間は割れない。 攻め手のないままパス回しだけがひたすら続く。 … 赤高ベンチ。 「何か消極的になりましたね?」 佑香がクロに尋ねる。 「ん?向こう?」 「はい。」 「ファールびびってんだよ。 ユキヒロの突破ん時もディフェンスが萎縮してんのが見てわかったし。 今は強めに当たれないだろうね。 ま、千秋のディフェンスが効いてるってことかな。」 「凄いじゃん千秋くん!!」 「へへ…」 照れた表情を浮かべる千秋。 バシッ!! 「キャーッ!!!!! ナイスキーです村木せんぱ〜いッ!!!!!」 (あ…俺の話題終わりね…) … 村木がロングシュートを止める。 「速ッ攻!!!!」 既に走り出している両サイド(日高・関谷)。 「ナイスパスッ!!」 ロングパスが関谷に通り、 バスッ!! 「ナイッシューッ!!!!!」 シュートを決める。 16対6。 点差はとうとう2桁に。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |