《MUMEI》 ザワ… 「こりゃ赤高かな。」 ザワ… 「強いじゃん。 案外決勝は秀皇じゃなく赤高かもな。」 ザワ… 観客席の聖龍高校。 ザワ… 「ひ・ろ・せ。」 桜井が広瀬を呼ぶ。 ザワ… 「ん?」 ザワ… 「どっちにしてもウチの敵じゃね〜だろ?」 ザワ… 「たはは…ま〜な…」 ザワ… 「海南に負けるくらいだからな… 秀皇のレベルも大分下がったよ。」 ザワ… 桜井が言う。 ザワ… 「…そうじゃね〜だろ。」 反論する二ノ宮。 ザワ… 「あん?」 ザワ… 「海南が強くなったんだ。」 ザワ… 「…さっきのお粗末な試合を見た限りではとてもそうは言えね〜けどな。」 ザワ… 「…」 ザワ… 聖龍高校。 エース二ノ宮。 この時、 赤高、海南の両校のレベルの高さから最悪の自体を予想していたのは、 彼だけだった。 『赤高と海南には… ゲームを支配する何かがある。』 昔自分が阿久津に向けて言った言葉。 それを今、 二ノ宮はふと思い出していた。 (歴史が変わることはね〜けどな…) 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |