《MUMEI》

A常務「メロンパンナちゃん…。


…僕が(刑務所を)出所したら…


…一緒に店を手伝ってくれないか…?」




そっとメロンパンナの手を握る―――…




M菜「…………。」




メロンパンナは、頷くでもなく…




首を横に振るでもなく…




暫く押し黙ったまま、握られた手の温もりを確かめるように、そこに視線を落としていた――…。




アンパンマンは身を乗り出すようにメロンパンナの瞳を覗き込む。



A常務「メロンパンナちゃん……


…できれば、今すぐ返事が欲しいんだ…。」



“Yes”の返事を急かすように、手を握る力を強めた時――…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫