《MUMEI》 「くそっ!」 スライディングされたことにより、 体制を崩した安藤はやむなくボールを高く蹴り上げた。 ボールは風の気の向くままにぐんぐん上昇する。 両者とも、 ボールの落下地点を予測しながら走った。 ボールは運のよいことに、 フランスチームのゴール前で落ちそうだ。 俺は後は先輩とチームメイトに任せて、 自分の立ち位置から状況をみていた。 ボールは綺麗な弧を描き、 徐々に落下している。 先輩はタイミングを見計らって、 勢いよくジャンプした。 このまま、ヘディングシュートを決めるようだ。 ボールは後数メートル。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |