《MUMEI》 前書き君は"悪魔"を信じるか? まず何よりもそれが大事なことだ。この本を手に取った諸君が"悪魔"の存在を否定していれば話にならないからだ。 もう一度問う。 君は"悪魔"を信じるか? 否であるならば今すぐこの本を閉じてくれ給え。 応であるならば…………任せよう。 この本は危険だ。中身を見てしまった瞬間、君は後戻り出来なくなる。 例え命を失うことになろうとも構わない、という勇敢な諸君はページを捲ると良い。命が惜しいならば閉じることをお勧めする。興味本位に、ということだけは絶対に止めるように。 ……さて、勇敢な諸君。覚悟は宜しいかね。 最初の内に非日常を楽しんでおくといい。放っておいても自然にそんな余裕は無くなるのだから。 さあ、我が輩と共に悪魔を殺しに行こうではないか。 次へ |
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