《MUMEI》
前書き
君は"悪魔"を信じるか?
まず何よりもそれが大事なことだ。この本を手に取った諸君が"悪魔"の存在を否定していれば話にならないからだ。
もう一度問う。
君は"悪魔"を信じるか?
否であるならば今すぐこの本を閉じてくれ給え。
応であるならば…………任せよう。
この本は危険だ。中身を見てしまった瞬間、君は後戻り出来なくなる。
例え命を失うことになろうとも構わない、という勇敢な諸君はページを捲ると良い。命が惜しいならば閉じることをお勧めする。興味本位に、ということだけは絶対に止めるように。



……さて、勇敢な諸君。覚悟は宜しいかね。
最初の内に非日常を楽しんでおくといい。放っておいても自然にそんな余裕は無くなるのだから。
さあ、我が輩と共に悪魔を殺しに行こうではないか。

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫